台湾で爬虫類を食す

台湾台北市の西の外れにある「華西街観光夜市」に行き、ヘビ料理とスッポン料理を食べてみました。

台湾では夜遅くまで店や屋台が開いている「夜市」は珍しくなく、有名なところも幾つかありますが、この華西街は「ヘビ料理」があることで一風変わった夜市として知られています。
同じく観光地として有名な龍山寺の近くにあり、多くの人で賑わっています。
しかし、その風景は…ちょっとね、子供連れでって感じではないですね。(子供連れも多いけど)
女性ものの下着やアダルトビデオ、「大人のおもちゃ」までフツーに並べられてます
アダルトビデオは日本の作品のコピーでしょう。
他にも、ワニガメにネズミを食べさせるのを見せる客引きなど、カオスな雰囲気が漂う場所です。

ヘビ料理を食べさせる店も数店あり、店先にヘビや餌となるであろうネズミやウサギの飼育ケージ、捌いたヘビを吊るしていたりして、それだけで観光客の注目を集めるようになっています。

さて、その中の一軒に入りました。ヘビというよりスッポン料理を専門としている店のようです。

 

最初は日本でも食べられているスッポン料理に挑戦。
スッポンのスープは可食部のほとんどがゼリー状で、とろけるような食感。美味しかったです。
スッポンの血や胆嚢、卵を酒で割ったものが一緒に出てきましたが、これは酒の味が主で生臭さはありませんでした。
卵酒はほんのり甘く、飲みやすかったです。

そして次にヘビ料理。
スープの中にあるヘビ肉はパサパサで、魚の干物を水で戻したような食感つま楊枝のような鋭い骨が多く食べにくかったです。
血や胆嚢、そしておそらくは精液を酒で割ったものは、やはり酒の味が主でした。
甘党の私にとってはスッポンの卵酒が一番です。

次に、蛇肉の炒め物を頼みました。
ニンニクが効いており、辛い味で食が進みます。細切れ肉で骨も取り除いており、食べやすくなっています。
食感も硬めで弾力が強く、美味しいと思えました。

値段はそれぞれ約400台湾ドルで、日本円にすれば1000円ちょっと(1台湾ドル=2.8円として)。
この値段は店によって少し幅がありますが、日本人にとっては、旅先での話題作りとしては安いでしょう。
ただし、台湾の一般的な屋台では50台湾ドルくらいで麺を一杯食べることができ、感覚としては「高い料理」です。

台湾の食事は、2010年上期の台北で、ざっと
・普通の食事…50~100台湾ドル:日本では「ラーメン一杯700円」のような感覚
・ちょっと小ぎれいな店で…100~150台湾ドル
・和食レストラン…150~300台湾ドル
・ステーキなど…500台湾ドル~
という価格帯だと思います。あくまで私の”感覚”ですが。

さて、スッポンやヘビを食べた後で知ったのですが、これら爬虫類には寄生虫が付いていることもあるそうです。
マンソン裂頭条虫という「サナダムシ」の一種で、
ケンミジンコ→カエル→ヘビ
という食物連鎖で宿主を替えるそうです。
ときどき、犬や猫がカエルを食べてこの寄生虫を宿し、お尻からサナダムシが出てくることも報告されています。
そして、人間は本来の宿主では無いために条虫の幼虫は落ち着けず、色々と動きまわって瘤を作ったり、運が悪いと「目に入って失明」ということもあるそうです。
中国本土では、野生のヘビやカエルを生食したり生肉を怪我の治療に使ったりしてこの寄生虫におかされるケースも報告されています。
中国語の寄生虫病の説明サイト(グロいので注意)

スープにしたり炒め物にしたりして火を通したものは大丈夫でしょうが、血液などに入っているものはアルコールでもなかなか死なないという情報もありました。
観光客用に出している料理ではその辺のノウハウもしっかりしている…と思いたいところですが。

海外旅行や”グルメ”、自然食志向で色々な食事に挑戦する人が増えたことで、日本でも寄生虫病が再び増加しているという報告もあります。
私の場合、今のところは健康ですが、安易に珍しいものに飛びつかないように反省してるところです。

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